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警備業界にDXが必要な理由は?導入のメリットを解説!

DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略で、手作業で行っていた業務をデジタルツールに変更し、業務効率化を図る施策のことです。業務効率化や自動化をはじめ、少子高齢化による労働力不足を補うための施策として、さまざまな業界でDX化が進められていますが、警備業界は導入が遅れているといわれています。この記事では、警備業界が抱える問題点やDXが必要な理由、導入のメリットについてご紹介します。

 

 

 

 

警備業界が抱える問題とDX

近年、セキュリティ対策への意識が高まっており、多くの企業が防犯強化に取り組んでいます。しかし、警備業界自体は以下のような重大な課題に直面しています。警備業界が抱える主な課題としては以下があります。

・深刻な人手不足:現在でも警備業界は人材確保に苦慮しており、この状況は今後さらに悪化する可能性があります。


・労働環境の課題:長時間労働や不規則なシフトなど、労働条件の改善が求められています。


・技術革新への対応:AIやロボット技術の進歩に伴い、従来の警備方法の見直しが必要となっています。


・教育や研修の不足:教育・研修が十分に行われていないケースが増え、警備員のスキル不足が問題になっています。


・複雑な労務管理:雇用形態・労働時間・給与の支払い形態などが従業員によってバラバラで、労務管理の複雑化が問題になっています。

これらに加えて、社会保険料の増大や大手企業の独占など、さまざまな問題が一気に表面化する「2025年問題」も警備業界が抱える大きな課題のひとつとなっています。

このような課題解決のために、警備業界では現在さまざまな取り組みが進められていますが、その中でも有効な施策とされているのがDX(デジタルトランスフォーメーション)による、業務効率化や自動化です。次項で、警備DXによる効果、そして得られるメリットについて詳しくご紹介します。

なお、警備業界の課題や2025年問題とその対策については、以下の記事でも詳しくご紹介しています。詳しく知りたいという方は、ぜひ併せてご確認ください。

 

関連記事:警備業界が抱える問題点とは?原因と対策を解説!

関連記事:警備業の2025年問題とは?予測される人手不足とコスト増への対処方法

 

DXで警備業務が得られるメリットとは?

 

DXを推進するメリット

 

では、DXを推進することでどのようなメリットが得られるのでしょうか?DXを推進することで得られる効果や具体的なメリットについてご紹介します。

 

人手不足の解消

警備業界が直面している深刻な人手不足の問題に対し、DXの推進は効果的な解決策となります。DXを活用することで、業務効率化や自動化が可能になり、これにより省人化が実現します。
具体的には、デジタルツールやシステムの導入によって、従来の手作業による業務を自動化できます。これにより、情報の共有や伝達が迅速かつ正確に行えるようになり、業務プロセス全体が効率化されます。

また、AIやロボット技術を活用することで、巡回や監視といった定型業務を自動化し、人間の警備員はより高度な判断や対応が求められる業務に集中できる環境が整います。

これらの取り組みによって少ない人数で多くの業務をカバーできるようになり、限られた人材を効果的に活用できるようになるでしょう。また、リモート監視システムを導入すれば、一人の警備員が複数の場所を同時に監視できるため、物理的な人員配置の制約も軽減されます。

このように、DX推進は警備業界における人手不足に対して効果的な対応策となり、高品質な警備サービスを維持しつつ業務の効率化と省人化を実現することができます。。

 

トラブル対応が迅速に行える

トラブル発生時に重要なのは、被害の拡大を抑えるために迅速に対処することです。従来の警備体制では、警備員が現場に駆けつけるまでに時間がかかることがありましたが、DXを導入することで、より迅速かつ的確な対応が可能になります。

例えば、AIを搭載した監視システムを導入することで、監視カメラの映像をAIが分析し、不審者の行動や異常事態をリアルタイムで検知します。不審な人物の動きや侵入行為を即座に把握し警備員へアラートを発信するため、迅速な対応が可能になるほか、人の監視による「見逃し」などのミスを防ぐことができます。

また、AIによる映像の自動解析を活用することで、問題発生の経緯を迅速に特定することもできます。例えば、施設内で盗難が発生した際、該当の時間帯や人物を素早く自動抽出でき、早期のトラブル解決につなげることができるでしょう。

 

警備業務の効率化

DX化により、警備の巡回業務を効率化することができます。効率化の具体的な例としては以下があります。

・ロボットによる警備業務の自動化
近年、AI搭載のロボットを活用した警備業務の自動化が進んでいます。警備ロボットを導入することで、人が行っていた巡回業務をロボットに任せることができ、夜間の業務の省人化が可能になるほか、広範囲の巡回も効率的に実施できるようになります。警備ロボットによる業務の自動化は、人手不足を補いつつ、警備の質を向上させる有効な手段といえるでしょう。

・遠隔監視システムによる警備業務のリモート化
従来の警備業務では、警備員が現地に常駐する必要があるため、人員配置に多くのコストがかかっていました。しかし、監視カメラとAI技術を組み合わせた遠隔監視システムを導入することで、リモート化が可能になります。警備員を現地に常駐させる必要がなくなるため、人件費の削減につながるほか、警備員の業務負荷を軽減する効果も期待できるでしょう。

 

バックオフィスの効率化

多くの警備会社では、依然として紙ベースの書類管理や手作業による情報処理が行われており、これが業務効率の低下や人的ミスの原因となっています。このような状況の改善には、バックオフィス業務のDX化が非常に有効です。DX化によって以下のような効率化が可能になります。

・警備記録システムによる巡回業務や警備報告の簡素化
・勤怠管理システムによる勤怠管理や給与計算の自動化
・デジタル文書管理システムの導入による書類の電子化
・クラウドベースの会計ソフトウェアによる経理業務の効率化
・データ分析ツールを活用した業務パフォーマンスの可視化

これらのシステム導入によるDX化により、作業時間の短縮、人的ミスの減少、情報共有の迅速化が実現し、バックオフィス全体の生産性向上が可能になります。また、省人化によって余ったリソースを業務改善に集中させることで、警備業務の品質向上や顧客満足度の改善にもつなげることができるでしょう。

 

警備業界の課題を解決!ワンタッチ警備記録システム パトログ

 

警備業界の課題を解決!ワンタッチ警備記録システム パトログ

 

ソニーのワンタッチ警備記録システム「パトログ」は、警備業務のDX化に最適なシステムです。巡回ルートにカードを設置し、スマホでタッチ&タップするだけで簡単に警備報告が完了。また、警備業務のさまざまな業務を効率化する、以下のような機能も搭載しています。

・スマホをICカードに「タッチ」するだけ簡単なユーザーインターフェース
・どんな場所にも設置可能。現場に必要なものはICカードだけ
・勤怠(上下番)報告、記録、管理など警備会社の手間を削減する勤怠管理システム
・クラウド上でデータ共有ができ、リアルタイムで状況を把握できる「リアルタイムモニタリング機能」
・管理者の負荷を軽減する「自動アラート機能」

データをクラウド上で共有し、警備員の状況をリアルタイムで確認できる点もポイントです。記録したデータを請求書や巡回報告などの作成に活用することも可能です。上下番などの警備業界向けの勤怠管理システムも搭載しており、勤怠(上下番)報告、記録、管理の手間を大幅に削減できます。警備記録や勤怠管理のDX化を計画中の方は、導入も設置も運用も簡単な、ソニーのワンタッチ警備記録システム「パトログ」の導入をご検討ください。

 

製品情報:ワンタッチ警備記録システム パトログ

 

まとめ

人手不足・労働環境の改善・2025年問題など、警備業界はさまざまなトラブルに直面しています。このような問題を放置すると、業務負荷の増大や顧客満足度の低下など、経営を揺るがしかねない問題につながる可能性もあります。

ただ、DX化の推進によって、このような課題を解決することが可能です。「既存の業務環境に限界を感じている」という方は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、警備ロボットやAIを搭載した監視カメラ、警備記録システムの導入を検討してみてください。

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