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【株式会社マネーフォワード様】ICカード打刻機能の付加で失注が減少!「マネーフォワード クラウド勤怠」がPaSoRi(パソリ)× Web Clientを導入した理由とは?

左からHRソリューション本部 勤怠プロダクト開発部 渡邉様、
アチャリャ(エンジニアマネージメント/EM)様 、南立(テックリード/TL)様、呉様

 

株式会社マネーフォワード様の「マネーフォワード クラウド勤怠(※以下クラウド勤怠)」は、打刻もれ・労働時間の超過・有給休暇の取得推進など、勤怠管理のあらゆる悩みを解決する勤怠管理システムです。

 

クラウド勤怠は、2019年8月にICカードリーダー/ライターとしてソニーのPaSoRi(パソリ)を採用。開発ツールのSDK for NFC Web Client(以降Web Client)を利用して、従来のクラウド勤怠にICカード打刻の機能を付加しました。この機能付与によって、失注の減少や顧客満足度のアップなど、さまざまな効果が得られたそうです。

 

そこで今回は、クラウド勤怠の開発者の方にインタビューを実施。クラウド勤怠のICカードリーダー/ライターにPaSoRi とWeb Clientを選んだ理由の他、導入後の効果などについて詳しくお聞きしました。

 

複雑化する勤怠管理をWeb上で簡潔に!PaSoRiでICカード打刻にも対応した「マネーフォワード クラウド勤怠」

 

― はじめに「マネーフォワード クラウド勤怠」とはどのようなサービスなのか、改めて教えてください。

クラウド勤怠は、現代の多様な勤務・雇⽤形態に対応するクラウド勤怠システムです。パソコンやスマートフォンでの打刻に加え、パソコンに接続した非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRiに社員証などのカードをかざすだけで出退勤打刻ができます。また、勤怠データの自動集計の他、残業・有給申請など、複雑なバックオフィスの処理をWebでまとめて完結できる機能も搭載しています。

 

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(▲マネーフォワード クラウド勤怠の利用イメージ。)
パソコンに接続したPaSoRiにカードをかざすだけで打刻が完了。

 

Webブラウザーで利用できる唯一のICカードリーダー/ライター!PaSoRi ×Web Clientをクラウド勤怠に選んだ理由は?

 

― 次にクラウド勤怠が抱えていた課題について教えてください。 Web Clientの導入前にどのような課題があったのでしょうか?

導入前の課題としてあったのは「ICカードに対応できていない」という点です。以前から「社員証で打刻できる勤怠システムがほしい」という要望はあったものの、旧バージョンのクラウド勤怠はWeb打刻以外に選択肢がなく、失注の原因にもなっていました。そこで、クラウド勤怠にICカード打刻の機能を付加することになったのです。

 

― なるほど。それがPaSoRiとWeb Clientを導入いただいた理由だと思うのですが、他に選択肢はなかったのでしょうか? 

Webブラウザーを使ってICカードリーダー/ライターにアクセスできるのは、PaSoRiとWeb Clientの組み合わせ以外にありませんでした。また、ソニーさんのこれまでの実績や信頼性とあわせて、コストも手ごろだったという点もよかったですね。「マルチOSに対応している」「WebUSBの規格が使える」など、機能面も充実しており、ほとんど迷うことなく導入を決断できました。

 

スムーズなシステム構築とコストダウンを両立!Web Clientの開発メリットとは?

 

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― 導入後の開発面についても聞かせてください。開発のしやすさや使い勝手などで気になるところはありませんでしたか?
Web Clientは、PaSoRi経由のWebサービスを構築するための開発キットなので、要求事項や仕様の詳細など、必要な情報がまとまっていて開発がとてもしやすかったですね。私は後から開発メンバーに加わったのですが、必要な情報や知識をすぐにキャッチアップできましたし、動作確認もスムーズで、ほとんどストレスを感じることなくシステムを構築できました。

 

― その他、Web Clientで開発をしていてメリットに感じた部分はありますか?
Web Client はWebUSB規格がベースになっているので、Windows・macOS両方で動作するシステムを構築できます。ネイティブアプリとして開発するとOSごとに別々で作る必要があり、どうしても開発コストが増えてしまうので、Web Clientがあってよかったと感じました。必要最低限のリソースで開発ができ、コストを抑えられるという点もWeb Clientのメリットだと思います。

 

機能の付与で失注が減少!圧倒的な導入・運用コストの低さもエンドユーザーのメリットに

 

― では導入効果についても教えてください。導入前に抱えていた課題は解決されましたか?

Web Client を導入することで、ICカードを利用したいという理由での失注が減ったという報告を受けているので、導入前の課題は解決できたと思います。

 

― ありがとうございます。課題解決以外で、導入してよかったと感じる部分はありますか?もしあれば教えてください。
お客様の導入のハードルがほぼないという点ですね。ブラウザーの拡張モジュールを含めたアプリのインストールをする必要がなく、PaSoRiをパソコンに接続するだけでセットアップが完了するので(*注 ドライバーのインストールが必要な場合があります)、社内にITやWebの技術者がいなくても手軽に導入できます。導入のハードルが極めて低いので、以前よりもお客様に興味を持ってもらいやすくなったと感じています。

また、更新の手間がかからない点もうれしいポイントです。ネイティブアプリの場合、ユーザー側でアプリをダウンロードしてインストールする必要がありますが、弊社のクラウド勤怠はクラウドアプリのため、そういった作業が発生しません。Web Clientに関してもこれは同様で、常に最新の状態をお客様に提供することができています。

 

今後Web ClientのiPad対応に期待!クラウド勤怠をより汎用性の高い勤怠システムへ

 

― 最後にクラウド勤怠の今後の展望とWeb Clientに期待することを教えてください。

最近、お客様から「iPadでクラウド勤怠を利用したい」といった要望をいただくことが増えています。現在iPadで利用するためにはSDK for NFC Basic Suiteが必要なので、Web ClientでiPadの利用も実現できるようになるとよいと思っています。

 


株式会社マネーフォワード

株式会社マネーフォワードは、法人・個人向けの多種多様なPFMサービスおよびクラウドサービスを開発・提供する企業。代表的なサービスとして、法人向けのバックオフィスSaaS「マネーフォワードクラウド」や、個人向けのPFMサービス「マネーフォワード ME」などがある。

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