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店内販促(店頭販促)とは?成功のポイントを詳しく解説

作成者: NaviCX事務局|2024年02月14日

まずは、店内販促(店頭販促)の定義や、その目的といった基礎知識を確認しましょう。

 

 

店内販促とは、実店舗への来店を促進する活動、さらに来店した顧客の購買意欲を喚起するための活動の総称です。来店促進の施策には、WEB広告やSNS等を活用したものも含まれますが、購買行動を喚起するためのコミュニケーションが主で、認知拡大のための情報発信は、店内(店頭)促進とは区別されます。

 

 

 

 

店内販促(店頭販促)の主な目的は、以下の通りです。

 

店舗型ビジネスの場合は、とにかく来店する顧客数を増やすことが、売り上げ向上の第一歩です。DMやチラシの配布、WEB広告等を活用し、期間限定キャンペーンの案内や、その時々のオススメ商品を紹介することで集客を行います。

店前の掲示物や陳列にも工夫をし、店舗に入りたくなるよう工夫することで、通りすがりの人への来店訴求も可能です。

 

来店中の顧客に対して購買意欲を喚起し、購入金額をアップさせます。

例えば、より高額なパソコンを選んでもらえるよう(アップセル)、機能の違いが一目でわかるようなPOPを設置したり、パソコン周辺機器も同時に購入してもらえるよう(クロスセル)、近くに陳列棚を置いたりします。

 

 

一度来店した顧客に再訪問してもらうための工夫をして、来店頻度を高め、売り上げ向上を目指します。具体的な施策例は以下の通りです。

●    ポイントカードを発行する
●    アプリダウンロードやSNSフォローを促し、継続的にコミュニケーションが取れる状態にする
●    次回のキャンペーン情報を同梱して渡す

 

 

店内販促(店頭販促)に用いられる販促物には以下のような種類があります。店舗の「どこに設置したいか」や「訴求したい内容」などに合わせて適切な販促物を選びましょう。

1.    POP:「Point of Purchase」の略。レジ横や卓上、陳列棚等に設置し、PRポイントを訴求する。
2.    店頭什器:商品を魅力的に展示するための専用陳列棚。
3.    のぼり:主に屋外で使用される旗。
4.    ポスター:店内外の壁に掲示する張り紙。
5.    タペストリー:天井や壁につるして設置する垂れ幕。
6.    ステッカー:商品に貼付し、その商品のオススメポイントなどを訴求するシール。
7.    ノベルティ:無償配布されるアイテムで、いわゆるオマケ。顧客の目に触れるよう、商品に添えて陳列されることが多い。
8.    デジタルサイネージ:タブレットや専用スクリーンなどデジタルデバイスを活用して情報発信。

 

 

 

店内販促(店頭販促)を成功させるには、以下の五つのポイントを押さえておくと良いでしょう。

 

売り場作りをする上で大切なのは「顧客目線に立つこと」です。何をきっかけに来店したのか、何を見て入店するのか、どんな風に商品を探し、購入に至るのか、といった顧客動線を意識し、商品陳列や販促物の掲示方法を検討しましょう。

店舗側の都合で売りたい商品(在庫処分など)を、やみくもに前面に押し出すだけでは、魅力的な店舗づくりとはいえません。

 

 


おすすめ商品をアピールするためには、おすすめする理由をわかりやすく訴求することが大切です。

例えば、化粧品であれば「XX年ベストコスメ受賞」「販売累計数XX個!」といった情報をPOPで訴求することで、その商品の魅力が伝わります。特に、客観性のある第三者の評価や数値的エビデンスを示せれば、顧客に納得感を与えられます。

 


販促物に掲載する訴求ポイントを検討する上で大切になるのがターゲティングです。例えば、同じ女性向けの商品でも、年代などの属性によって訴求すべきポイントは異なるでしょう。家族構成や趣味嗜好が異なると、共感するポイントも変わってきます。

例えば、同じジャケットを販売する場合でも、キャリア志向の女性向けなら「オフィスにピッタリ」というコピーになるでしょうし、子育て中の女性向けなら「お子さまの入学・卒業シーズンに活躍!」となるでしょう。

 


季節や世の中のイベントと連動した店舗プロモーションは、顧客も参加しやすく、販売促進につなげやすくなります。例えば、ハロウィーンに合わせた店舗イベントを開催し、参加者にお菓子の詰め合わせと一緒に割引クーポンを配るなどは効果的です。他にも、春夏秋冬に合わせて、さまざまなイベント企画が可能です。

ただし、イベント実施には企画、販促物の準備、集客といった細かい準備が必要になるため、計画的な開催が必須です。

 

店頭で販促施策を実施する場合は、WEBサイトやSNS等でも同時にキャンペーンを実施し、効果を最大化しましょう。

例えば、食品メーカーが主体となり、特定の食材を使ったレシピコンテストを開催。そのコンテストで入賞したレシピをPOPに掲載し、販促物として活用します。審査員に著名な料理研究家をアサインし、受賞理由を語ってもらうことで「お墨付き」を演出することもできます。また、受賞した全レシピをWEBサイトに掲載しておけば、「これも作ってみたい」と再購入のきっかけになる可能性もあります。

 


「NaviCX」は、スマートフォンの各種センサーとAIを活用した独自の測位技術で、顧客の行動データを取得・分析できるプラットフォームです。取得した顧客データ(店内での位置・向き・滞在時間・動線/経路など)をさまざまな店内販促施策に活かすことができます。

例えば、特定の棚を見ている顧客にピンポイント、かつリアルタイムにクーポンを配信。従来のシステムでは測位できなかった「顧客の体の向き」まで取得できるため、売り場面積が広く、商品点数が多い店舗でも、この施策が実施可能になりました。

来店した顧客へのOne to Oneな販促施策の企画時にぜひ検討してみてください。

詳細については公式サイトをご覧ください。